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2014年4月20日

「日本の面影」の作者、脚本家 山田太一氏

「日本の面影」のチケットの売れ行きが好評です。

お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございます。

さて、この舞台劇の戯曲を書いたのは、数々の名作テレビドラマの脚本家として活躍されてきた山田太一さんです。

山田氏の代表作はといえば、いろいろあって迷うところなのですが、有名なのは1983年のTBS金曜ドラマ「ふぞろいの林檎たち」でしょう。

しかし、民放のみならず山田作品は、NHKでも「男たちの旅路」など名作がいろいろあります。

実は「日本の面影」も、オリジナルは1984年にNHKで放映されたドラマでした。そののち10年近く経ってから、山田氏本人の手によって舞台版が書かれ、上演されました。

一見、テレビが主な活躍の舞台の山田太一さんですが、このように自作を舞台用に書き直した戯曲も多く書かれています。私が個人的に大好きな「早春スケッチブック」も舞台になっているそうです。

山田氏は他にオリジナル小説も多数書かれており、それらが後に映画やドラマになっている作品もあります。

ドラマと違って、小説ではファンタジー的な作風も目立ちますが、その中でも異色を放つのが「終わりに見た街」です。

現代の家族が、家ごと太平洋戦争末期の日本にタイムスリップするという、SF的設定で、山田作品の作風の幅の広さを象徴するような作品です。

この作品はすでに二回のテレビドラマ化がなされているのですが、現在、毎週日曜日夜7時20分、NHKラジオ第一の「新・日曜名作座」で4回シリーズのラジオドラマとして放送中です。

今夜は第3回ですが、お聴きになれば、新たな山田ワールドの発見があることでしょう。

By スタッフ9号